就活を諦める前に読んでおいてほしい記事
2017/10/18
就職活動後半の10月、11月、12月。
何度も就活を諦めたくなるタイミングです。
私は就活を何度か諦めようとして、それでも歯を食いしばり続けた結果、11月の遅い時期に内定をもらうことができました。
今回の記事は、結論から言ってしまうと、「就活を諦めるためのルールを自分に作ろう」という内容です。
「物事は諦めが肝心」と言う人もいれば、「諦めなければチャンスはある」と言う人もいます。
両方の意見は、正しくて、間違っています。答えなんか、後にならないとわかりません。
ただひとつだけ言えるのは、「諦めたことで後悔しないためにどうすればよいのか?」ということだけは考えておいた方がよいです。
それでは、さっそく始めます。
私の就活の思い出
本題に入る前に、私自身の就活事情について説明しておきたいと思います。
私が就職活動をした2011年は、それはもう悲惨な状況でした。
リーマンショックの影響により就職氷河期の時代が続いている最中、さらには東北地方太平洋沖地震が起きたことにより、名立たる大企業の採用活動が停止しました。
なんと当時の内定率は60%です。振り返っても、何ら良い思い出なんかありません。
当時、4月に経団連加盟の企業の採用活動が開始されていましたが、私が就活を始めたのは、7月からでした。
「なんでそんなに遅く始めたの?」と聞かれると、「自分のリスク管理が甘かったから」というのが最も正しい答えです。
少しだけ言い訳をすると、もともとは教員志望で、民間企業への就職はこれっぽっちも考えておりませんでした。しかし、6月の教育実習中に「教員には向いていない」と自覚したのです。
焦った私は、すぐさま民間企業への就活を始めたのですが、準備不足がたたって、10社連続で落ちました。それが9月のことです。
しかも、私はいわゆるFランクに通っておりましたし、特にコレといった特技もありませんでしたので、自分で言うのもなんですが、「就活弱者」でした。
振り返ってみても、当時の私にあったのは、「バカ正直なこと」と「とにかく前向きなこと」の2つだけでした。
■参考記事:
⇒就活まだ間に合う?今から選考を始めて内定したFラン学生の話
就活を諦めるためのルール
私は自他認めるほどポジティブな男なのですが、そんな私も、10月1日に内定なしの状態で内定式のニュースをテレビで見たときは涙が出ました。
そして、「就活を諦めようかな」との考えが、頭をよぎりました。
しかし、私はしばらく考えて、かつての部活の恩師からの教えを思い出しました。
「物事は諦めることも大事だ。人生のすべてをかけて、出来ないことに挑戦するのは本当のバカのやることだ。しかし、何でも簡単に諦めてしまう奴には、何も残らない。じゃあ、どうするか?それは『期間を決めて、諦めるための基準を作ること』だ。自分が決めた基準を超えてもゴールにたどり着けなかったら諦める。そうすれば後悔しないで次の人生に行けるんだ」
思い出した後、私はすぐさまA4の紙にこう書きました。
『12月31日まで就活に全力で取り組む!それでも内定が取れなければ諦める!』
書いてみたら、心がふっと軽くなりました。と同時に、やる気にみなぎってきました。
私の人生において就活できる期間が、あと3ヵ月しかないことに気づかされたことで、もう何でもがむしゃらにやるしかないと覚悟が決まりました。
就活を諦めた後、どうするの?
ふと、こんな疑問も頭に浮かびました。が、すぐに考え直しました。
「それは諦めた後に考えよう」
そう決めて、目の前の就活に専念することにしました。
今にして思うと、就活は自分の心との勝負が、最も難易度が高いです。
とにかく「決断し、前に進むこと」が大事なので、決断したら紙に書いておくといいと思います。
まとめ
最後に、今回の記事のポイントを書いていきます。
・後悔しないために、諦めるための基準を決める
・基準を決めたら紙に書く
・紙に書いたことは実行しよう
たった10分で出来ることですので、ぜひともやってみましょう!