就活まだ間に合う?今から選考を始めて内定したFラン学生の話
2017/10/18
どうも、中田です。
今回の記事は、就活後半戦の今(10月、11月)からでも巻き返して内定を死守するための戦略的な内容です。
と言えばカッコいいですが、実際のテーマはこうです。
なぜクソ劣等生である私自身が遅くから就活を始めて内定を取れたのか?
この疑問について、振り返って考察してみました。2018年卒や2019年卒の方向けに参考となれば幸いです。
目次
クソ大学生だった私
早速ですが、大学4年生のときの私のプロフィールを簡単に紹介しましょう。
性別:男
身長:168cm
顔:フツメン(ニキビ面)
性体験:童貞(※当時)
大学:神奈川県のFラン私大(偏差値40台)
特技:えなりかずきのモノマネ
趣味:小説、アニメ、ラノベ、インターネット全般
バイト経験:2ヵ月で辞める
インターン:未経験
学生の時に力を入れていたこと:引きこもっていたのでなし
さあ、読者の皆さま。私より劣等感を覚えるようなプロフィールの方がいたら、挙手をお願いします。
たぶん99,9%以上の人が、私よりも優れたプロフィールを持っているのではないでしょうか?
だとしたら自信を持ってください。
当時の私にあったのは、「根拠のない自信」と「前向きな気持ち」と「しないことを決める(最重要)」だけでした。本当にそれだけです。
今考えるだけで恥ずかしいのですが、選考の面接時、「尊敬する人は誰ですか?」と聞かれて、本気で「島田紳助さんです」と答えて面接官を苦笑させたことがあります。
どこぞの金持ちYoutuber「ヒ○ル」さんと被っている点を含め、輪をかけて私の歴史は真っ黒です。黒歴史です。年表にされたら、のり弁状態にしたいです。
そんなクソ劣等生な私ですが、他の学生と比べてさらに不利な状況で就活をしていました。
すでに内定している人もいる中でのスタート
私が就活をしていたのは2011年。当時、選考開始時期は4月スタートでした。2018卒の皆さんは6月スタートだと思いますが、それより2ヶ月早く開始されていたにもかかわらず、私が就活を開始したのは7月からでした。
「なんでそんな遅くから始めたの?」と疑問を持つかもしれませんが、元々は教員志望だったのです。しかし、教育実習で、自分は教員には向いていないことに気づき、民間企業への就職を目指し始めました。
東北大震災の影響で、大企業の採用活動が軒並みストップ。2012年卒の内定率は60%と最悪の状況でした。
さらに言うと、7月までには、ほとんどの企業は採用活動を終えており、この世の終わりみたいな状況からのスタートでした。
就活においてしないことの決断
私があの状況で、何とか内定を貰えたのは、徹底的にしないことを決めたからだと考えています。
私には就活にかける時間はないのはもちろんのこと、お金もそれほどありませんでした。
なんせアルバイトせずに親の仕送りだけで生活しているのですから、貯金なんかほとんどありません。
なので私は徹底的にしないことを決めました。
正確に言えば、余裕がないので、決めざるを得なかったのかもしれません。
私は就活において「しないこと」として、
・業界分析や企業分析をしない
・学生からの意見は聞かない
・スケジュールに余裕を持たせない
・選考する企業の悪い情報を集めない
この4つを決めました。
決めたことにより、どのような効果があったのかは、以下に解説していきます。
業界分析や企業分析をしない
エントリーシート対策、面接対策として必ずやらなければならない「業界分析」や「企業分析」ですが、『まったくしない』のではなく、『なるべくしない』方向で計画しました。
計画と言っても、大きく2つのことを決めただけです。
業界分析する時間が取れないので、業界は1つに絞りました。
また、企業分析の時間も減らすために、特定(1つ)の事業を展開している企業に集中して、選考を受けることを決めました。
つまり、同業界で同じ事業で競争している会社に絞って選考を受けていくわけです。
決めたと言えば聞こえはいいですが、本音を言えば、なるべく楽をしたかったし、面倒くさいことはしたくなかったので、自然とそうなりました。
エントリーシートや面接時では、志望動機や業界に関する質問が多く出てきますが、あるレベルまで知識を得られれば、あとは使い回しでクリアできちゃいます。
今にして思えば、この選択は、私が就活に成功した最大の要因だと思います。
私の能力は他の優秀な学生に比べると、1/3程度のものです。
が、なるべく労力をかけないよう選択肢を減らして、100%の能力を出せるよう集中したので、結果として優秀な学生と横並びになれたのだと思います。
これがアレもコレもと他の業界や全然関係ない企業へアプローチしていたら、発揮できるチカラが分散してしまい、さらには時間もかかってしまうため、私は内定を取ることはできなかったでしょう。
学生からは意見を聞かない
最初は内定した友達の意見を聞き出そうとしていました。が、色々な人から話を聞くにつれ、どれが正解かわからないようになってしまったので、これはダメだと思いました。
面接官が学生なら、学生の意見を聞くのが正しいかもしれません。が、面接官は学生ではなく社会人なので、社会人の意見の方が正しいんじゃないかと仮説を立てました。
なので、民間企業で勤めた経験のある教授にエントリーシートの添削を依頼したり、面接の模擬試験をお願いしたりしました。他にも、学内にいるあらゆる社会人との交流を増やし、色々な情報を収集しました。
また、私は40代より上の人と喋ることが絶望的に少ないため、苦手意識がありました。
特に面接の場では、役職が上の人になればなるほど私の苦手とする人たちが登場します。
そこで、苦手意識を克服する意味でも、身近にいる年上の人たちと積極的にコミュニケーションを取りました。
そのおかげで、内定をもらう直前の頃には、すっかり苦手意識もなくなっていました。
スケジュールに余裕を持たせない
これも時間とお金がなかったので、必然的にそうなってしまったことですが、結果としてはとても良い戦略だったと思います。
私は都内を中心に就活をしていましたが、神奈川県の田舎に住んでいたので、毎回、交通費が往復で2,000円飛んでいきました。
なので、スケジュールを詰め込みまくり、1日で何件も企業にアプローチできるよう工夫しました。
とにかく忙しく慌ただしい日々でしたが、就活中は暇になると、ついネガティブなことを考えがちです。
なので、ネガティブなことを考えさせないようモチベーションを保つためにも、とにかく暇な時間を作らず、毎日忙しくしていました。
ただし、休息は必ず必要です。土日のどちらかは就活のことを考えないよう、遊びの予定を詰め込んでいました。
選考する企業の悪い情報を集めない
就活生は、説明会の前や面接の前に、「企業名+ブラック」と検索してしまいがちだと思います。
私も就活を始めて1ヶ月くらいは調べていたのですが、ふと気づいたのです。
悪い情報は内定取ってから、行くかどうか決めるために調べるためのものじゃないのか?まだ行けるかどうかも決まってないのに調べるなんて時間のムダだな。
そんな暇があったら、1個でもいいところを見つけ出して、モチベーションを上げた方がよさげだなあ、と考えました。
それからネガティブな情報を集めるのは止めて、いいところを見つけることに専念したおかげで、時間の無駄遣いもなくなり、選考へのモチベーションも高い状態を維持できました。
まとめ
あらためて成功の要因を振り返ると、やはり「しないことを決めた」ことだと思います。
人は迷うと「あれもしなきゃ」「これもしなきゃ」と考え込んでしまい、最も大事な「説明会に行く」「エントリーシートを書く」「面接を受ける」の3つの行動を後回しにしがちです。
説明会に行かなければ選考に参加できません。エントリーシートを書かなければ面接に行けません。面接から逃げていては内定は貰えません。
まだ内定が貰えていない方は、就活の邪魔になる「迷い」を排除するためにも、しないことを決めてみてはいかがでしょうか?
・業界分析や企業分析をしない
・学生からの意見は聞かない
・スケジュールに余裕を持たせない
・選考する企業の悪い情報を集めない
特に4つのうちで「あ、やべ…自分はやってるわ」と思うものがあれば、やめることをオススメします。
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