内定がもらえない人の特徴|就活生必見の現実と対応策
どうも、中田です。
最近当ブログでは、就活関連の記事が多くなってきたのですが、なぜ多くなったのかと言えば仕事で採用に携わるようになったからです。
本職は営業なのですが、会社の方針により、営業を志望する学生の面接官(若手限定で現場を良く知る人物として抜擢されてしまいました・・・)を担当するようになりました。
今年面接した学生さんは、ざっと200人超はいます。去年は100人ほどでした。
2年前から私は集団面接の担当をしているのですが、それなりに数を重ねたおかげで、内定がもらえない人の特徴がつかめてきました。
私の勤める企業は、上場企業であり、IT関連の事業を展開しています。毎年800人以上のエントリーがあり、そのうち、半数以上がエンジニア志望で、それ以外が営業志望という比率です。
このうち、内定が取れるのは、たったの30人。営業担当だけで言えば、8人しかいません。
ちなみに私が高評価をして通過させた学生は200人中、20人だけです。
私以外にも面接官がいるため私の一存では通過させるかどうかを決めませんが、通過した学生のその後の選考状況を見ていくと、私が高評価をしている学生が内定を取る確率が、他の面接官と比較すると高いです(ちょっとした自慢ですw)。
さて、簡単に自己紹介を終えたところで、そろそろ本題に参ります。
今回の記事では、内定がもらえない人の特徴を書いていきます。就活生のみなさんは、ぜひともご参考になさってください。
当記事における注意事項
注事事項です。
最初に言っておきたいのは、面接官によって見ているポイントは人によって違うということです。
同じ会社に勤めている人間同士でも、「え、あの人は最高でしょ!」「いや、難しいよ!」なんて相反した感想を持つことはよくあります。本当によくあります。
なので、この記事の意見だけが絶対だとは思わないでください。
しかしながら、面接官が満場一致で低評価を付ける学生さんがいますので、今回はその学生さんの特徴に絞って書いていきます。
見た目がだらしなく、清潔感がない
これは間違いなく言えることなのですが、見た目が最重要かもしれません。
見た目による最初の印象によって、選考の評価は大きく変わります。
イケメンが良いとか、美女が良いとか、身長が高いとか、大きいとか、そういうところではなく、「清潔感」があるかどうかという点が決め手です。
見た目がだらしなく、特に「不潔」な人は、私は容赦なく低評価を付けます。
なぜ低評価なのかと言えば、
「自分の見た目がだらしないこと、不潔であることを認識できる能力<客観性>が乏しい」
からです。客観性が欠如している人は、こと営業職においては致命的です。
相手からどう見られているか、相手が自分のことをどう思っているかを考える能力が無い人は、残念ですが営業職では厳しいと言わざるを得ません。
これは経験ベースの話なのですが、私は他社の営業担当とタッグを組んで商談に臨むケースが多くあります。
皆さんも知っているような大企業の営業担当の中でも、活躍している人、活躍していない人を多く見ています。
その中から、やはり見た目が最重要だと考えています。売れない人は、まず間違いなく見た目がだらしないです(中には見た目だけで、売れない人もいますが)。
なので、最低限、
・自分の見た目がだらしくないか
・不潔ではないか
を確認しましょう。自分だけでは判断できない場合は、周りにいる身近な人にアドバイスを貰いましょう。
とても初歩的なことですが、このようなちっぽけな理由で切られてしまわないためにも、再度、チェックすることを推奨します。
バレる嘘をつく
嘘が判明すると、一発アウトです。
通常の組織では、嘘をつく人間を抱えていることは大きなリスクになり得るため、可能な限り排除しようとします。
たとえば顧客のクレーム(文句)を隠して、上司に嘘の報告をする人がいると、時間が経つにつれクレームが大きくなり、最悪な場合は訴訟問題に発展する恐れもあります。
なので、特に役職が上の人になればなるほど、嘘でその場しのぎをする人間よりも、正直で誠実な人間を好みます。
私はとても意地悪な性格なので、学生さんが話すエピソードの裏取りを執拗にします(オイw)。
まあ別に嘘はついても構いませんよ。練りに練って、自分の記憶を改ざんできるレベルまで思い込めば、真実と大差ありませんし。
でも、絶対にバレないようにしてください。特に、その当事者でなければ分からないことや考えについては、あらゆる角度からの質問も準備しておきましょう。
まあ、準備に苦労するくらいなら、嘘は止めておいた方がいいです。面接官には自分の経験を語りましょう。
また、知ったかぶりも、嘘をついているのと同じです。
わからないことはわからない。知らないことは知らない。
わからないことや知らないことを隠そうとせず、逆に面接官に質問すればよいのです。それだけで好感度はぐっと上がります。
知らないこと、わからないことは恥ではありません。堂々と聞き返せずに、知ったかぶりをすることが恥ずかしいですし、低評価の原因なのです。
ひとつの質問に対する答えが長い
これは面接官をやってから始めて気づいたのですが、どんな面白いエピソードでも、長く回答されるとつまらなくなります。
こんなことを言うと、「何分までなら許されますか?」とか言う人がいますが、そういうことではなく、なるべく短ければ短いほどいいです。
例えば、「あなたは学生生活の中で最も力を入れたことはなんですか?」と聞いたときに、「○○に力を入れました」と簡潔な回答が欲しいのです。そのとき、理由や詳細を説明する必要はありません。聞きたいしたいことは、面接官の側から聞きます。
こちらが聞きたいことにシンプルに答えられる人ほど、「おっ、この学生いいなー」と思います。
しかし、学生さん(話す)側からすると、とにかく自分を良く見せようと考えてしまい、話を長く続けないといけないプレッシャーになるのはよくわかります。
それはよくわかるのですが、絶対にやってはいけません。
言葉が足りなかったり、さらに先を知りたければ、必ず面接官は質問します。
なので、面接官を信じて、ひとつの質問への回答は可能な限り短くしましょう。
ありきたりな回答しかしない人
あえて最後に書きましたが、これは人によっては難題かもしれません。
面接官としては、ひとりひとりのユニークな部分や得意なこと、尖ったところを見たいと考えていますので、各学生さんの好きなことや興味があることを聞き出すことを心がけています。
私は「人生の中でハマったこと」について必ず聞くのですが、この質問に関する回答がありきたりだと評価が厳しくなってしまいます。
中には、ハマったことが思いつかない人がいます。おそらくそういう人たちは、えてして回答がありきたりになると思います。それが正直な答えなのでしょう。
さきほどは「嘘をつくな!正直に言え!」と言っておきながら、嘘を言えとは言えません。
が、「人生においてハマったこと」こそが、その人のポテンシャルの源泉になると思っていますので、それが無いと評価が厳しくなります。
この点については、他の面接官も同様で、「好きなことを雄弁に語れない人は難しい」と評価項目のひとつになっています。
まとめ
さて、ここまでいかがでしたでしょうか?
最後にまとめますが、
・見た目がだらしなく、清潔感がない
・バレる嘘をつく
・ひとつの質問に対する答えが長い
・ありきたりな回答しか存在しない人
これらに自分が該当しているかもしれない人は、対策を立てましょう。
対策の方法はいたってシンプルです。
知り合いに模擬面接をしてもらい、その様子を動画で撮影して、実際の自分の姿を見てみればよいです。
知り合いとスマホがあればできますね。
あまりみんなやらないのですが、これが最も効果的なフィードバックの方法であり、面接上達の方法です。
私も社会人になり、大事なセミナーのプレゼンの前には必ず撮影し、見返して修正するのを納得がいくまで練習します。
書類審査では通過するけど、1次面接や2次面接で落ちてしまいがちな学生さんはぜひとも練習することをオススメします。